会社のトイレを綺麗に使ってもらう方法「注意書きの例文」

トイレの注意書きトイレが汚いと、がっかりしてしまいます。掃除する人からすると、できるだけ汚さずに使ってもらいたいですよね。
トイレを綺麗に使ってもらう方法のひとつとして、張り紙があります。そこにどんな注意書きをすればいいのか、例文を見ながら考えてみましょう。

さて、以下の例文は、私の職場で実際に貼っている文章です。

毎回、便器のフタを閉めることになりました
水滴を拭いてから、フタをお閉めください
黒カビ対策のため、ご協力感謝いたします

               ○○会社

前提としては、10人程度の決まった人間+アルファが使う洋式トイレです。
便器の蓋を閉めることについては、賛否両論ありますが、今回は黒カビを防ぐ効果を期待しています。
ちなみに、風水的にも閉めた方がいいらしいです。
ただ、それよりもトイレを綺麗に使ってもらう方が本当の目的です。

「便器のフタを閉めることになりました」
これは、決定事項であるという印象を与えるため、「なりました」という表現を使っています。
日本人を説得するのに、「みなさんそうなさっていますよ。」という台詞が効果的。みんな閉めてるよというニュアンスを意識しました。
ちなみに、社会的証明の原理なんて呼んだりもします。多くの人は、他の人の行動に合わせてしまうんです。

「水滴を拭いてから、フタをお閉めください」
水滴というのは、男性のこぼしたしずくを主に指しています。おしっこですね。
ただ、他にも手を洗った後の水滴なども含めています。だからあえて水滴と表現しました。

※「急ぐとも 心静かに 手を添えて 外に漏らすな 松茸の露」なんていう川柳みたいなのもちょっと有名ですね。

そして、「水滴を拭いてください」でも、「フタを閉めて下さい」でもなく、「水滴を拭いてから…」としているのもポイントです。
これは、前提挿入という心理学のテクニックを応用しています。
「何か飲み物を飲みますか?」と聞かれると、飲むか飲まないかを答えますよね。水があるか質問する人もいるでしょう。
でも最初から「コーヒーと紅茶、どちらがいいですか?」と聞かれた場合、ほとんどの人はそのどちらかを選びます。つまり、飲むというのを前提に話を進めているので、飲まないという選択肢が消えてしまっています。

水滴を拭かないという選択肢を排除しているわけです。

「黒カビ対策のため、ご協力感謝いたします」
蓋を閉める理由を伝えるとともに、先回りして感謝しています。普通に考えれば、「黒カビ対策のため、ご協力おねがいします」の方が文法的にも自然です。ただ、先に感謝を伝えることで、協力しなくてはと思わせる効果があります。
JRなどには、「いつも綺麗に使っていただき、ありがとうございます」と書かれているトイレもありますよね。

そしてビジュアルからも意識させるため、便器がピカピカと輝いているイラストを添えています。
便器の蓋の裏側にも、便器を閉じる動作をしているイラストを貼りました。

さらに、○○会社、だけでなく、個人名も書いておくとより効果があるでしょう。

いろいろとテクニックを盛り込もうとすると、長くなってしまいがちですが、すっと読んでもらうために、できるだけ文字数を削りました。

たまに変化させる

注意書きが貼られた当初は、みんな気にしてくれるかも知れませんが、決まった人間が使うトイレの場合、慣れてくる可能性があります。
いつも目にしていると、気にしなくなってしまうんです。そうならないように、あえて誤字を使うというのもいいかもしれません。
おすすめとしては、定期的に少し文言やイラストを変えたりして貼り替えることです。
人間は変化に対しては自然と注意がいくものです。貼る場所を変えてみてもいいですね。


そんなことをしなくても、あなたの会社のトイレは綺麗かも知れません。
もし、当番などが決まっていないのに清潔に保たれているとしたら、誰かが掃除してくれています。
それは、あなたかもしれませんし、他のだれかたった一人かもしれません。
不公平にならない仕組みを考えたいですね。

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