引っ越す場合も安心?小学校入学までの手続き

小学校へ入学できるのは、4月1日現在で満6歳になっている子供です。
基本的には、自治体から対象世帯に送られてくる書類(入学通知書、もちくは修学通知書)をよく読んで従えば間違いありません。このページで紹介しているのはあくまでも一例です。お住まいの地域によって変わる場合があるので注意して下さい。
小学生

4月1日生まれの場合は?

年齢計算方法を定める「年齢計算ニ関スル法律」により、誕生日の前日に歳をとることになっています。そのため、4月1日が6歳の誕生日の方も入学となります。4月2日産まれから、次の学年になります。

4月1日埋まれは、どちらの学年か選べるという噂もありますが間違いです。昔は、医者が出生証明書に書く日付を考慮してくれたこともあったのかもしれませんが、今は無理でしょう。

まずは9月、10月くらいに健康診断

入学前年の9月から10月あたりに、就学時健康診断通知書などが教育委員会、もしくは学校から送られます。10月初旬あたりから11月30日までに、通知書に指定されている小学校で健康診断を受けます。身長や体重、視力や聴力など一般的な健康診断です。簡単な知能テストのようなものをすることも。

できればこのときまでに、自分の名前をしっかりと言えるようにしておきたいですね。服も自分で着替えやすいものを用意してあげましょう。
持ち物としては、母子健康手帳が必要な自治体も。

通知が届かない場合、10月以降に転居してきた場合などは市区町村の戸籍課登録担当や入学する予定の小学校などに相談しましょう。

4月までに別の地域へ引っ越す方は、この健康診断の時などに申し出るようにしてください。入学する予定の無いことを、きちんと伝えておきましょう。引っ越す前の場所で受けた健康診断の結果を、引越し先へ持って行くことが可能です。

入学通知書、入学説明会

12月はじめから1月あたりに「入学通知書(修学通知書)」などが届きます。そして小学校で入学説明会などが行われます。
別の学校へ入学を希望する場合は、指定校変更の手続きをします。4月以降に引っ越しが決まっている場合なども学区外通学申請をすれば、転居先の学校へ入学可能です。

引っ越しをする場合でも、転出届け、転入届をそれぞれの市区町村役場へ届け出ていれば、基本的に役所、教育委員会、小学校が連携していろいろな通知を送ってきてくれます。時間が無い場合はこちらから連絡した方がいいでしょう。
特に小学校では、体操服や上履きなどの用意しなければならないものがあるはずです。

ランドセルや文房具などを用意して、入学に備えましょう。持ち物に名前を書くのも親の大事な仕事ですね。

学区外の学校へ通うには?

私立でなければ、通う小学校は原則として選ぶことはできません。住所地によって区域が分けられていて、決まった学校へ通う必要があります。
自由に選べたら、人気の学校へ偏ってしまいかねません。
とはいえ、教育委員会の認める理由があれば、区域外への就学も可能です。多くの自治体では、次のような場合に許可しています。

  • 転居することが決まっている場合
  • 共働きで、学区外に預かり先がある場合
  • 兄姉が在学している学校を希望する場合
  • 病気や通院の関係で通いやすい学校を希望する場合

この他に、2キロ以内などの距離の条件があったり、学校によって受け入れ数が決まっていたりすることも。
詳細については、各自治体へお問い合わせ下さい。

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